2・24 市民と野党のつどい @高山

御礼とご報告

 「ピースハートぎふ」は、2月24日(日)午後2時より、高山市内の飛騨・世界生活文化センター第会議室において、“手をつなぎ、未来につなぐ。市民と野党のつどい”を開催しました。“つどい”には100名を超える市民の皆さんに参加していただき、野党4党と共に「市民と野党の共闘」を実現させようと決意表明をしました。その様子を報告します。

 ”つどい”の司会は高山市在住で障がい者施設で働いておられる坂下美千代さんにお願いしました。その後は、これまでの中津川や大垣と同様に、まず「ピースハートぎふ」代表の河合が「ピースハートぎふ」の結成経緯や目的などを紹介すると共に、これまでの活動を報告しました。


 2016年7月の参議院議員選挙において、民進党、日本共産党、社会民主党と「岐阜総がかり行動実行委員会」が「ピースハートぎふ」を結成したこと、市民と野党の統一候補小見山幸治さんを推して闘ったこと、勝利できなかったが一定の成果をあげたこと。しかし、選挙対策本部との足並みが揃わなかったことや「ピースハートぎふ」が岐阜市近辺中心の運動であったことなどを指摘しました。

 この参議院選挙後には、福山真劫さん、中野晃一さん、諏訪原健さんを招いての講演会を実施したこと、2017年10月の衆議院選挙の1区(吉田里江さん)及び2区(森桜房義さん)での選挙戦を闘ったことなども報告しました。 

そして、2019年参議院議員選挙に向けた現在の状況に言及しました。「ピースハートぎふ」の構成団体は「岐阜総がかり実行委員会」と立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党であること、立候補予定者は立憲民主党から梅村慎一さん、日本共産党から高木光弘さん氏の名前が挙がっており、統一候補の決定には至っていないこと、国政選挙であり、全国的な視野に立った調整が必要であること、しかし、必ず「市民と野党の共闘」を実現するという確認はしていることなどです。

 同時に、統一候補が決まっていない段階で“市民と野党のつどい”を開催した意義も述べました。市民からすれば、速やかに一本化して闘いたいという思いは当然ですが、「統一候補がないから何も活動しない」ということはあり得ないことです。今こそ、市民は、改めて高らかに“市民と野党の共闘” “市民と野党の共闘で政治を変えよう”と期待し、熱望し、激励することが必要です。野党にも、“市民と野党の共闘”しかないんだと改めて確認してもらい、“市民と野党の共闘”をみんなでより一層確認する場ということです。
また、中津川、大垣、高山で開催する意義は、これまで、岐阜市とその近辺中心の活動であったことを反省し、全県的な広がりを作らなければならないということからです。

 この後、立憲民主党岐阜県連合の梅村慎一副代表、日本共産党岐阜県委員会の高木光弘書記長、社会民主党岐阜県連合の森廣茂代表が、それぞれに、安倍政治への批判、改憲阻止の決意、原発の問題、消費税増税反対、辺野古新基地についての住民投票、公立病院のベット数の削減などについてアピールしていただきました。同時に「市民と野党の共闘」の意義や必要性などを口々に訴え、「絶対に実現する」決意を高らかに表明していただきました。なお、国民民主党岐阜県総支部連合会は都合で出席できないということで、伊藤正博代表からのメッセージをいただき、高山市内の川津聡弁護士に代読してもらいました。

 約10分間の休憩後、高山市などを選挙区とされ、岐阜県内唯一の野党国会議員である今井雅人さんからメッセージが届きましたので、秘書である伊藤さんに代読してもらいました。
そして、3人の地元の市民からも「市民と野党の共闘」に向けての期待、要望、激励を述べていただきました。

 僧侶であるMさんは、議会制民主主義が危機に瀕していることに憤りを示すと共に、憲法9条への自衛隊明記、航空母艦化など戦争へ進んでいる現状を何としても阻止しなければならないと訴えられました。 


 Kさんは、安倍政権の不正、違法の繰り返しや国会等での不誠実な対応に心底から怒りを覚える、原発についてもこの期に及んでも海外へのセールスや再稼働を模索していることは許されない、など市民の立場から熱く語られました。
 飛騨市民連合・まもらまいかひだの会のMさんは、高山市の自死率の高さ、経済生活における貧困の進行などに言及しつつ、市民と野党の共闘の必要性を力強く訴えられました。
 市民の皆さんの発言には、参加者から「そうだ」「そのとおり」などの声がかかつたり、同感の拍手がしばしば起きました。会場が一体となっていました。本当にありがとうございました。

 最後は、「ピースハートぎふ」の近藤ゆり子事務長の音頭で、野党3党と「ピースハートぎふ」が手をつなぎ、すべての参加者は「ピースハートぎふ」エンブレムを掲げ、「市民と野党は共闘」を三唱しました。会場がまさに「市民と野党の共闘で政治を変えよう」の一色になりました。参加者全員が間違いなく勇気と希望を持てたと思います。


 参加者の皆さん、本当にありがとうございました。野党4党の皆さん、ありがとうございました。
 そして、会場の準備、設営にご尽力をいただいた高山と近辺の皆さん、大変お世話になりました。今回の“つどい”は、各政党がそれぞれに闘う統一地方選挙の前に県内各地で開催する必要があるという「ピースハートぎふ」事務局の情勢判断のもとに決めたものですが、皆さんには押し付けたようなことになりました。止むを得なかったという面があったにせよ、本当に申し訳ありませんでした。しかし、皆さんの絶大なご尽力で、中津川、大垣での”つどい”に続き、今回の“つどい”も大成功だったといえます。市民と野党が、しっかりと「手をつなぎ」そして「未来をつなぐ」場、参議院選挙勝利に向けた確実なスタートとなったとみんなで確認し合う場、となったと確信します。
 中津川、大垣、高山での、この決意、熱気を全県下に行き渡らせたいと思います。
  皆さん、本当にありがとうございました。

 

     2019年2月25日  


            ピースハートぎふ   代表  河  合  良  房