2・21 市民と野党のつどい@ 大垣

御礼とご報告

  ピースハートぎふ」は、2月21日(木)午後6時30分より、大垣市内のスイトピアセンター学習館において、手をつなぎ、未来につなぐ。市民と野党のつどい”を開催しました。“つどい”には100名以上の市民の皆さんに参加していただき、野党4党と共に「市民と野党の共闘」を実現させようと決意表明をしました。その様子を報告します。

  ”つどい”の司会は大垣市在住の山本妙弁護士にお願いし、まず「ピースハートぎふ」代表の河合が「ピースハートぎふ」の結成経緯や目的などを紹介すると共に、これまでの活動を報告しました。

  2016年7月の参議院議員選挙において、民進党、日本共産党、社会民主党「岐阜総がかり行動実行委員会」が「ピースハートぎふ」を結成したこと、市民と野党の統一候補小見山幸治さんを推して闘ったこと、勝利できなかったが一定の成果をあげたこと。しかし、選挙対策本部との足並みが揃わなかったことや「ピースハートぎふ」が岐阜市近辺中心の運動であったことなどを指摘しました。 

 この参議院選挙後には、福山真劫さん、中野晃一さん、諏訪原健さんを招いての講演会を実施したこと、2017年10月の衆議院選挙の1区(吉田里江さん)及び2区(森桜房義さん)での選挙戦を闘ったことなども報告しました。

  そして、2019年参議院議員選挙に向けた現在の状況に言及しました。「ピースハートぎふ」の構成団体は「岐阜総がかり実行委員会」と立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党であること、立候補予定者は立憲民主党から梅村慎一さん、日本共産党から高木光弘さん氏の名前が挙がっており、統一候補の決定には至っていないこと、国政選挙であり、全国的な視野に立った調整が必要であること、しかし、必ず「市民と野党の共闘」を実現するという確認はしていることなどです。

  同時に統一候補が決まっていない段階で“市民と野党のつどい”を開催した意義も述べました。市民からすれば、速やかに一本化して闘いたいという思いは当然ですが、「統一候補がないから何も活動しない」ということはあり得ないことです。今こそ、市民は、改めて高らかに“市民と野党の共闘” “市民と野党の共闘で政治を変えよう”期待し、熱望し、激励することが必要です。野党にも、“市民と野党の共闘”しかないんだと改めて確認してもらい、“市民と野党の共闘”をみんなでより一層確認する場ということです。

 また、中津川、大垣、そして今後、高山で開催する意義は、これまで、岐阜市とその近辺中心の活動であったことを反省し、全県的な広がりを作らなければならないということからです。 

 この後、立憲民主党岐阜県連合からは梅村慎一副代表、国民民主党岐阜県総支部連合会からは野村美穂幹事長、日本共産党岐阜県委員会から高木光弘書記長、社会民主党岐阜県連合から戸田二郎副代表が、それぞれに、安倍政治への批判、改憲阻止の決意、原発の問題、消費税増税反対などをアピールしていただきました。同時に「市民と野党の共闘」の意義や必要性などを口々に訴え、「絶対に実現する」決意を高らかに表明していただきました。 

  この後、フォークデュオ“伊舞木座”の寺倉夫妻が、「戦争は罪悪である」などと発言し逮捕されるなど反戦僧侶として有名な竹中彰元師のことを語られ、その竹中師を歌った「反戦僧侶」とコスモスフェスタの応援歌である「コスモスの花束を」を歌われました。会場は、「希望の花束をその手に届けたい この街で誰もが自分らしく生きるために」などと合唱しました。


  そして、3人の地元の市民からも「市民と野党の共闘」に向けての期待、要望、激励を述べていただきました。
 Iさんは、僧侶として、反戦・非戦の説教をしていることや共に歩む大地を大切にすることなどを訴えられました。
 Kさんは、高齢者アパートの経営に関わる中で、高齢者問題や地域から手を携えて暮らしやすさを求めて行くことを熱く語られました。
 ブラジル国籍のHさんは、外国人労働者の置かれている状況、みんなで力を合わせ労働組合を作り、頑張っていると力強く訴えられました。
 いずれも自らの経験に基づいた訴えであり、会場の市民の心に深く染み渡ったと思われます。本当にありがとうございました。

 最後は、「ピースハートぎふ」の高橋副代表の音頭で、野党4党と「ピースハートぎふ」が手をつなぎ、すべての参加者は「ピースハートぎふ」エンブレムを掲げ、「市民と野党は共闘」を三唱しました。会場がまさに「市民と野党の共闘で政治を変えよう」の一色になりました。参加者全員が間違いなく勇気と希望を持てたと思います。

 参加者の皆さん、本当にありがとうございました。野党4党の皆さん、ありがとうございました。

 そして、会場の準備、設営にご尽力をいただいた大垣と近辺の皆さん、大変お世話になりました。今回の“つどい”は、各政党がそれぞれに闘う統一地方選挙の前に県内各地で開催する必要があるという「ピースハートぎふ」事務局の情勢判断のもとに決めたものですが、皆さんには押し付けたようなことになりました。止むを得なかったという面があったにせよ、本当に申し訳ありませんでした。

 しかし、皆さんの絶大なご尽力で、中津川での”つどい”に続き、今回の“つどい”も大成功だったといえます。市民と野党が、しっかりと「手をつなぎ」そして「未来をつなぐ」場、参議院選挙勝利に向けた確実なスタートとなったとみんなで確認し合う場、となったと確信します。

 この決意、熱気を最後の高山にも引継ぎ、全県下に行き渡らせたいと思います。

 

 皆さん、本当にありがとうございました。

 

          2019年2月22日 

 

                              ピースハートぎふ 代表  河 合 良 房